2019.07.25

レポート

【企画編】「自分を地球に叫ぶ」という自主企画をそこそこ必死にやってみたレポート

【企画編】「自分を地球に叫ぶ」という自主企画をそこそこ必死にやってみたレポート

当記事は、078という一大イベントで「自分を地球に叫ぶ」という企画を行った学生たちによるレポートです。
企画編・協賛活動編・当日編の3本に分かれています。
途中はうまくいかないこともあり、夜道を叫んで走り出したい衝動に駆られたりしましたが、たくさんの方に支えられてやりたいことを無事にできたことがとても幸せです。記事を全編たのしんでいただけると嬉しいです!

モチベーショングラフで話す企画段階

モチべグラフ①について

なにかやりたかったときに、
全員の関心があることが“子ども”だった

みんなの証言

まず、小麦粉などの穀物粉に水、塩を混ぜ込みパン生地を作る。次に、酵母かパン種を加えて発酵させる。発酵させることにより、パン生地は膨らみ、独特の香りや風味が生まれる。これに火を通すことで美味しいパンは出来上がる。

一人一人がみんな違う個性、味を持っている。それらが集まって個性が合わさると、今までにない化学反応が起きて、とてつもないエネルギーが膨れ上がる。
なりわいを模索する私たち学生にはやりたいことがたくさんある。顧客を幸せにしてその対価をもらう、それが「なりわい」。そのために、カンパニー company(com 共に、pany パンを分けあう)「パンを分け合う仲間」を作って、共創 co-creationする。そこからできた「美味しい何か」は仲間だけじゃなくて、いろんな人に分け与えることもできる。そして好きなもの夢中になっていること、熱中していることは人を感動させられる、何かを与えることができる。何ができるだろう。

そして今まさに私たちは記事(生地)を作る。

学校に僕たちの居場所はなかった

私たちの中に、小さいとき辛かった人がたくさんいた。小学校の頃、自分の好きなことや熱中していることがあったけど、他の人の評価を気にして自分をさらけ出す勇気がなかった。自分がうまく出せずに、打ち解けることができなかった。学校に行けなくなった。
「そんなこと好きなの?」って言われて、
「自分の好きなものを好きと言うことはダメなの?」と寂しくなったりもした。

だけど今ならわかる。学校以外に自分たちが輝ける場所はある。世の中いろんなひとがいる。自分が想像していたより、ずっと多くの“すき”や“ゆめ”が溢れてる。それは時々、勇気になるし、自信になるし、刺激になる。

「もっと早くに気づいていたかったなあ…」
「学校が面白くないと思っている人に学校が全てじゃないことを知って欲しい」
「変と言われるかもしれないけれど、自分たちをどんどん外に出していって欲しい!!」

自分をさらけ出す発表会をしよう。
こうして、子供と一緒に作るプロジェクトが始まった。

続く。

このメンバーでできることはなんだろう

モチべグラフ②について

PVを作ることになったときは本当にワクワクしました

いっしーさんの証言

子供達のために何かしたい。なんでもいいから自分のことを叫んでもらう場を作ろう。でも子供達に何かを教えてあげる、やらせてあげるみたいに上から目線じゃなくて同じ目線でいこう。まずはこっちがオープンになろう。子供はいきなりみんなの前で話せないかもしれない。子供でなくても老若男女いろんな人に話してもらおう。そしてみんなに見てもらうために発信していこう。

「プロモーションビデオを作ってみよう」

主催者側が自らさらけ出す。そして出演者と主催者側が一体となってイベントを作り上げていこう。
すでにイベントは始まっている。PVのためにも人を集めて本番さながらに撮影しよう。イベントの内容がリアルに伝わる広報にもなる。
できるかどうかは後でいい。とにかくやってみよう!!

私たちの願い、それは「子供に元気になってもらいたい」。ステージの上で自分のことを地球に叫んでもらおう。実際に叫んでもいいし、特技を披露しても分の好きなものをみんなに見せるだけでも。とにかくいろんなひとがいる地球を子どもたちに見せて、「こんなことを好きでもいいんだ」「そんな特技もあるんだ」って、うれしい気持ちになってもらいたい。

078神戸 『自分を地球に叫ぶ』

「さっそく明日ここでPV撮影だ!!」
「チラシを配ろう!!」
「出演者をオファーしよう!!」
「主婦はネギ持って自分を主張しよう」
「三度の飯より女が好きだー!!」
続く。

イベント中止もありえるかも...

モチべグラフ③について

氷河期ってこんな感じなのかと思いました

てぃーさんの証言

人は問いを立て、考えて成長し、そしてまた問いを立てる。

「こども」、そして「学校があんまりおもしろくないと思っているこども」という目的からずれているのでは?

登壇者が誰でもオッケーなら、たとえば当日、子供じゃない人ばかりが叫んで、こどもはいない…ってことにはならないか。「誰でもどうぞ」は「誰も関心ない」になりがち。
そして、対象者を不登校の子供に絞るという案が出た。自分たちの中には何人か不登校の経験があるから、気持ちがわかってあげられるのではないか。対象者が決まれば人を集めやすいのではないか。

PV撮影のために告知をしたが、出演者は見つからなかった。
メンバーだけでPV撮影を行った。
「本番は来てくれるだろうか」

広告作り、PV作成、時間がないという焦り、運営費をどうするか。
メンバーに疲れが出始めていた。

登壇者が決まらない、忙しくてメンバーが集まれない、そして迷いが生まれた。

「PVは必要だろうか」
「本当にやりたかったことってなんだっけ?」
一人が呟いた
「イベント中止もありえるかな…」


なんとなく自分たちが不登校で引きこもりだった時を思い出した。自宅警備員だったあの頃、ご飯はジャガビー明太子味だった。
なんだが思い出すと悲しくなる。


「とりあえず少し休も」
続く。

私たちはやりたいことをやる

モチべグラフ④について

再スタートするのに1年くらい旅した気分だったけど、実際、1ヶ月も経ってなかったんです

ゆいさんの証言

【企画の軸に関して】
私としては、今の形は「子ども向け」であると思っています。
大人に叫んでもらうのも、勝手な物言いですが、全部子どものためなんです。なんというか、「人間って四角四面じゃなくてもいいんだな」と思ってもらえると嬉しいんです。
また、色んなひとが自分のことを話している光景というのは、動画に残せばそのあと「子どもを元気づける」ツールになれる、と思っています。(動画を携えて、ワークショップなど展開できれば面白いなと思います)

参加者が全員中年の方!となってしまうと、単純に「色んなひとがいる光景」として「色んなひとの種類」に欠けるので、確かにそれは避けたいのですが……
企画の内容自体は、まず今回はこれがいい、と思っています。それで、ちゃんと子どもを元気づけられるメッセージ(雰囲気)を込められるように、主催側の気持ちは参加者の方へお話ししようと思っています。

また、学校に居場所がないと思っている子たちにこそ届いてほしいのは何一つ変わっていない!ので、
私、チラシを持っていく対象に、不登校の子が心身を休めている施設、へも声をかけたいと考えています。

内容が随分変わったし、私たちだけで話しているとぶれているか・ぶれていないのか分からなくなってくることもあるので、今回こうして問いを共有していただけたのが本当に助かります。
---
私の役割は、このイベントが子どものためであるよう貫き通し、ずれそうならちゃんと考え直すことだと思っています。
そのうえで、一緒に頑張ってくれているみんなにはちゃんと自分の気持ちを伝えておこうと思い、長文ですがリプ欄にしまわずここに書きました。(最近直に会えてなくて、混乱していた人もいるかもですよね。ごめんね!)
私は、この企画は今の形でいきたい!と強く思ってます。その気持ちが伝わるようWeb記事を書き直してみますね。
みなさん共感してもらえますでしょうか? もしみなさんの気持ちとずれていることがあれば、教えてください。

引きこもりの子供達に絞るのは違う気がする。自分たちが同じ状況だった時、人の意見なんて聞けなかった。外に出ようなんて思わなかった。今の自分たちでは何もできない気がする。甘い考え方なのかもしれないけれど、今回は自分たちが考えたようにやってみたい。まずは自分たちが自分をさらけ出して、子供達に見てもらいたい。これからも子供達のための活動を続けていく。そしていつか引きこもりの人たちにも届くと信じている。

リーダーがみんなを引っ張った。
それから本番まではコツコツと準備を進めるだけだった。
・知り合いを集めて登壇してもらおう。
・チラシをどこに配ろうか
・必要なものは何か
・自分たちで歩いて協賛金を募った
・大学の経営の先生に助言ももらった

こわもて敏腕編集者にはイベントの中身に関していろんなことを教えてもらった。
「難易度の高いことをしている」そして、「頑張れ」と激励してもらった。

美人起業家に、貴重なチャンス、貴重な意見をもらった。バックアップしてくれた。

そしてイベントをやらせてくれた078神戸主催者に感謝する。

あとはやるだけ。

そして最後に衝撃の結末が…。

登場人物紹介


[いっしー]
なんとも斬新アイデ
ア創出芸大生

Excelテクニシャン
で、みんなのお財布
担当。パッと見てわ
かる会計簿がすんご
く印象的!

[ゆい]
真のリーダー兼
みんなのお母さん

お母さんと間違え
る程の、大きな愛
情。そして、企画
の生みの親。本番
は、司会役で会場
は大盛り上がり!
!何よりも、チラ
シデザインプロで
すか!?

[てぃー]
最先端を行きすぎた
天才

なんでもてぃーに
聞けば解決ってく
らい頼れる天才!
企画書作成から動
画編集まで。なん
でもこなす、一体
何者!!?

[つうてん]
ヒト細胞の痛点が
研究対象だから
ツウテン・・・。

リアルコメント(茶
々入れ)担当として
本番も大活躍!ぜひ
動画をチェック!協
賛店舗さんと最高の
協賛関係を築いてく
れた偉人。

[あがっちゃん]
キャラだけで司会抜
擢の逸材

ステージ開始のつか
みから名言発し会場
ザワザワ。あのスッ
キリした気持ちで最
高な空間にできたそ
う。

[りお]
チーム最年少の、爆
発的アイデアマン

他エリアでチラシを
配布しきった逸材。
なんと一人で100枚
以上!?本番は、ゲス
トさんのコンシェル
ジュ!最高のタイミ
ングで登壇誘導もし
てくれました!


[こうき]
天才的恥ずかしがり
屋さん

イベント一週間前に
いきなりリーダーに
任命(笑)果たして、
こうきの得意分野の
分析力は発揮できた
のか!?

[トモミさん]
インドネシアが育てた
国際派チラシ配りヤー

ゆいさんの招へいで
仲間入り。偉大な経
験から生まれる斬新
なアイデアが刺激的!
本番のチラシ配りで
も大活躍!「チーム
ともみ」が300枚配
布!

コ・スタディ神戸 広報チーム

Team PR, Co-STUDY KOBE

学生の「やってみたい」実験場 コ・スタディ神戸の広報チームです。
どうやったらこの場が、もっと楽しくなるか、毎日考えています。

気になるイベントがあったり、あるいは「こういうことしたい!」というアイディア、いつでもメールやお電話でご連絡くださいね!

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