2020.02.21
レポート
「伝えようとし過ぎすぎて、引かれる」 〜名刺って自分を自由に伝えるものだと思っていた〜
編集道場で、強がりながらも編集を学んできました。
編集とは何なのか、文章、画像編集、デザインはもちろん、表現の仕方を1から学びました。
「認めてもらいたい」
有田編集長に僕が作った編集を認めてもらいたいと思い、今回は名刺をリニューアルしました。
<第1弾名刺>
第1弾の名刺を作った時に考えていたことは「自分は誰なのか」を知ってほしい。まだ何者でもないからこそ、所属とかを並べて、少し強がっていました。
名刺交換は、恋愛の告白と同じみたいなことを聞いたことがあります。
交換して、そのあとの一瞬の自己紹介とか会話で、印象が決まってしまうことも多そう。
だからこそ、印象良く思われたい。
でも、、、第1弾の裏面には自分を盛り込みすぎてしまいました。
恋愛で例えるなら、告白するときに自分の良い所、伝えたいことを伝えすぎて、フラれてしまいそうな、引かれてしまいそうな感じです。
<第2弾名刺>
第1弾のような肩書きは無くしました。
そして、色もシンプルに仕上げました。
成果物は出来上がった名刺だけではない。
僕は、作成過程の方が大きな成果だと感じています。作成途中に、有田編集長から頂いたフィードバックの中で、特に印象に残っている言葉があるからです。
それは、
「世の中にあるデザインを、よく見て、全て分解して見ろ。なぜ、字体が揃っていたり、書き始めの列が揃っているのか。細かく分解していくと、雑なデザイン、丁寧なデザインが解るはずや」
という言葉です。
今まで僕はデザインを評価するとき、直感のままオシャレ、ダサいとか、分かりやすい、ごちゃごちゃと見ていました。それぐらい無知なのに、勝手に評価していました。そして、良いなと思ったものを真似するように、編集してデザインを作っていました。
そんな僕が作っていたデザインは、「雑なデザインで、失礼なもの」でした。丁寧さとかは表現されていません。でも、それを有田編集長に見せてしまっていました。
でも、有田編集長からの言葉はすぐには理解出来ていませんでした。ポスターを分解するなんて、今まで教科書でも学んだことが無いし、何が正解なのかも全く分かりませんでした。
だからこそ、すぐ横に貼ってあったポスターをじっと見つめました。ひたすら字体、文の揃い具合とかを分解しました。
分解しては、理解を深めるために、有田編集長やデザイナーさんに「この揃え方は技ですか?雑さですか?」とか気付いたことを積極的に聞きました。
そうしていくうちに、直感のままに表現した自分の編集の雑さ、デザインとしての失礼さを少しずつ感じ始めました。
それと同時にフィードバックの言葉も響き始めました。怒ってもらったようにも感じました。
名刺作りは、「自由に自分を表現すること」に過ぎないかもしれません。でも、僕にはデザインとして誰かに渡す礼儀、プロに見て頂く礼儀、デザインの基礎の無さ、いろんな無知さを痛感しました。
そして、第2弾の名刺も完成しました。
上がる利益と書いて上利です。上利侑也です。
宜しくお願い致します。
上利侑也
コ・スタディ神戸 広報チームTeam PR, Co-STUDY KOBE
学生の「やってみたい」実験場 コ・スタディ神戸の広報チームです。
どうやったらこの場が、もっと楽しくなるか、毎日考えています。
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