2018.10.25

レポート

決めるものはひとつがいい。―悩む、vol.1

決めるものはひとつがいい。―悩む、vol.1

 

毎日毎日、選択に時間をかけて生きている。
コンビニでおにぎりを選んだり、レストランでパスタを選んだり、カフェでケーキを選んだり。
それを食べた時の自分を想像する。
どんな味がして、どんな気持ちになって、どれほど幸せを感じるか。
値段、栄養、その後の食事の予定などまで考えて。

 

どちらがより幸せな選択か。
答えなんて出せず、時間が許す限り悩む。

―悩むの趣味やな。
そう言った友達がいたけれどその通りで、悩んでいる時間を楽しむ。
まだどっちを選ぶ自分にもなれるから。

 

選ばなかった方は次の機会に、なんて妥協は一切しない。
次の機会にはもうそれを選ぶ気分になっているとは限らないし、次の悩む楽しみをなくしたくない。
だからその日ちゃんと決断できた自分をしっかり褒める。それで幸せ。

両方を選ぶという選択は、最善にして最悪の選択。
悩む私にかけられる言葉、“半分こしようか”。
両方の幸せを感じられてもそれは半分、いや、自分で決められなかった不満の大勝利。

―どっちがいい?
これも苦手な質問。
こっちを選んだら周りがどう思うか、自分の中では答えが出ていても、それが正解かわからなくなる。
相手はもしかしたら違う方を選んで欲しいのではないか、求めている答えは何か、本題と違うことに対して悩んでしまう。
そんな悩みは幸せじゃないことはわかっているから、その時は考えることを放棄。

 

人に気を遣いまくる自分だからこそ、
自分だけの時間のときは、思う存分選ばせてあげたいと思うのです。

 

吉田彩花

蜂蜜と玉子を愛する農学部生。

写真が撮りたい、中国に行きたい、好きなことを伝えたい。

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